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これらは3曲とも、2007年に発表された「and/OAR」レーベルのコンピレーション「Yasujiro Ozu - Hitokomakura」のために作ったコンポジションのアウトテイクです。
「Yasujiro Ozu - Hitokomakura」は、参加者全員が小津安二郎の映画のスティールを参照し、それに基づいた録音作品を作るという企画でした。
海外の小津ファンは、彼の映画をエキゾチックなものとして楽しんでいるようですが、日本人の私にとって、それは全くエキゾチックなものではありません。
反面、戦前戦後の日本の平凡な日常生活を舞台に物語が進行していく彼の映画の現実感は、昭和44年生まれの私にはかなり希薄なものです。
この微妙なリアリティーのギャップの中でどのような作品が出来るのか、という好奇心を抱きつつ取り組んだ仕事でしたが、そのプロセスは予想通りかなり紆余曲折したものになりました。
結局、レーベルカラー、小津映画の印象、私自身のスタイルが交錯する作品が出来るあがるまでに、7作品が出来上がってしまいました。
レーベルオーナーのDale Lloyd曰く、採用されなかった作品のいくつかは、アンドレイ・タルコフスキーに捧げた、同レーベルの前回のコンピレーションにむしろ相応しいものだったろうとの事でした。
2、3年経ってからアウトテイクを聴きかえしてみた所、そのうち3作品は、テーマと関係なく楽しんで聴く事が出来たので、後日、Webブログ「compost and height」に発表の機会を設けていただきました。
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